GRUB 2 設定ファイルのカスタマイズ

puppy linux編
Ubuntuなどが採用するブートローダー Grub2は UEFIに対応しているから、Grub2起動メニューの設定にパピーを加えることで Puppy Linuxも起動できる
一般に　/etc/grub.d/40_custom(追加のメニューエントリー作成に使用可能なテンプレート)に書き込む

１:パーティション番号を指定
menuentry "Biopup64 8.0"{
set root='(hd0,gpt2)'
linux /bionicpup64/vmlinuz psubdir=buonicpup64 pmedia=atahd pfix=fsck
initrd /bionicpup64/initrd.gz
}

Grub2ではディスク(HDD)の番号は「0」
パーティションの番号は「1」から始まるので注意が必要


パーティションテーブル
MBR（マスターブートレコード / msdosパーティションテーブル）
古いパーティション方式
HDDの容量が2TBまでしか認識できない
パーティションを４つまで作れる

GPT（GUIDパーティションテーブル）
新しいパーティション方式
HDDの容量が2TBを越えても認識できる
パーティションを最大128個まで作れる

grubコマンド画面でlsと叩くと認識されているディスク一覧が表示されます
表示されるディスク名はOS上と名前が異なるので注意してください

grub> ls
(hd0) (hd0,gpt1) (hd0,gpt2) (hd0,gpt3) (hd0,gpt4) (hd1) (hd1,msdos1)
(lvm/cl-root) (lvm/cl-swap)

2:searchコマンドを使う
パーティション指定の混乱を避けるために、次のような書き方がある

menuentry "Biopup64 8.0"{
search --set=root --no-floppy --file /bionicpup64/vmlinuz
linux /bionicpup64/vmlinuz psubdir=buonicpup64 pmedia=atahd pfix=fsck
initrd /bionicpup64/initrd.gz
}

3:UUIDコマンドを使う
menuentry "bionicpup64 8.0"{
search --no-floppy --fs-uuid --set=root 5c5be8b1-e46c-4975-ae90-942af2d57fb6
linux /bionicpup64/vmlinuz psubdir=bionicpup64 pmedia=atahd pfix=fsck
initrd /bionicpup64/initrd.gz
}

上記で使われている UUID は、Linux上なら次のようなコマンドで知ることができる
blkid /dev/sdb2
（'sdb2'はパピーがインストールされているパーティション)